2007年12月11日

「人格心理学まとめ」 −1− 人格の概念@

放送大学に受講科目申請こそしていませんが、「自主勉」という形で今期は「人格心理学」を学んでおります。

認定試験が無いというのは恐ろしいことで、なんとまぁきれいさっぱりTV講義を忘れてしまうものですなぁ・・・がく〜(落胆した顔)
これを「自主勉」などと威張って良いものかどうか?????

然しながら、学校のお勉強ばかりがお勉強ではござりませぬ。
どこをどう転んでも「学問」というものの全てがこの世の現象についての追求・探求である以上、この世にいる限りは多少なりとも学ぶことは可能だろうと私は思っています。
そして多少体と頭の出来は違っても、同じ人間であれば先人が見つけ証明したことを感じ取ることくらいは出来るだろう、って思います。
彼らは何も無いところからそれをやり遂げたのですが、少なくとも私には感じたものを右から左に受け流さずに調べるためのツール「テキスト」を、(それらが全てを教えてくれるわけではありませんが)持っている訳です。

これまで大した量は勉強していませんが、それでもかなりの割合でこれまでの私の人生で感じてきた様々な「何か」の正体(正体をつかむきっかけも含めて)が判ってきました。
そしてこれから先、もっと勉強していく中で「何かの正体」は実は別のものであったという発見もまたされていくのかもしれません。

放送大学で学んだことを持ちながら、いろいろな本を読んだり日々の生活を営んでいるとこれは不思議。
以前とは違うスパイスが効いた味が出るのですね。
新しい美味しさを発見した、ってなカンジです。

ひき肉とたまねぎをこねたらハンバーグ。
キャベツで巻いたらロールキャベツ。
丸めて揚げたら肉団子。

ま、肉団子はハンバーグに合う合い挽きより豚挽きの方がおいしいですが・・・

勉強もまた然り。



1.「人格心理学」とは
  人格(一般には性格)を研究対象とする心理学の一分野
  精神医学や臨床心理学などと密接な関係をもつ研究分野


「人格(パーソナリティ)」という概念

  多義的で曖昧な概念の一つ
  ∴ 基本概念が明確でないことから
    研究そのものが難しい側面をもつ


「人格(パーソナリティ)」という用語

  一般的に「性格」という言葉で表現される現象のすべてを含む
  気質などの関連する概念をも含んだ包括的な概念である


「気質」という用語が使用される時のその意味

  1.精神医学の領域で使用される場合
    人格の(あるいは人格の基礎を形成する)生理的・生物学的
    基礎としての個人差を示す意味で使用される

  2.発達心理学の領域で使用される場合
    生後すぐに(発達の初期から)観察できる
    行動的特徴の個人差という意味で使用される

 「気質」=人格として表れる個人差のうち生得的な傾向を意味する場合に使用されることが多い


 「性格」
  ・包括的な意味での「性格」=人格と同義語
  ・狭義な意味での「性格」=人格から気質部分を除いたもの

 「(人格)特性」・・・人格を構成する基本単位あるいは人格特徴


人格心理学の目的

 第一に表出された傾向としての個人差を研究することを目的とし、さらに表面的に観察される現象の背後にある人格の構造(メカニズム)ないしは人格と行動の因果関係を解明すること(「その人は、なぜそのような行動をするのか」)を目的としている。
 したがって、多くの人格研究は、人格として観察される現象の背後にある心理的働きの認知的・感情的メカニズムを分析することを目指している。


・・・・・・・・

 学者先生であるならば、「心理的働きの認知的・感情的メカニズムを分析する」ことを目指すのだろうと思う。
私が発達とか人格とかを学ぶのは、学者先生方が分析してくれた様々なことを沢山仕入れて、自分の目の前の問題解決に活用したいだけなのだ。
要するにイイトコドリ・・・わーい(嬉しい顔)あせあせ(飛び散る汗)
不純と言えば不純な動機ではあるけれど、学問の正しい(のか?)使い方と思っていただければこれ幸いナリわーい(嬉しい顔)あせあせ(飛び散る汗)

・・・・・・・・

人格心理学の研究対象

 1.個人間の差異
   個人を特徴づけ、他の人と区別する行動傾向や気質・特性などを測定・記述すること

 2.個人内の一貫性
   発達的変化や状況などによって行動が変わっても
   「自分」という主体的な意識が連続しているように、
   一貫した連続性の感覚を生み出す心理的過程の解明
   自己意識やアイデンティティ

 3.人格の発達
   発達過程で表れてくる人格の変化と一貫性のパターンと
   それに影響する生物的(遺伝的)要因と環境的要因の
   関係について明らかにすること


人格心理学における人格の意味

 1.エージェント(agent)あるいは行動主体としての人格
   行動の個人差を生み出す主体としての自己意識や
   主観的自己像のようなもの
   エージェント自体を把握することは難しいが、
   その基礎的過程として何らかの意味で実体的存在
   (例えば脳−神経レベルの個人差など)を想定して
   いることが多い

 2.構成概念(construct)としての人格
   個人の行動を説明するための道具(理論的枠組み)
   として使用される
   例えば「優柔不断な性格」
   言葉が構成概念であり、「優柔不断な性格」という
   実体が存在するわけではない


2.人格研究の歴史的背景

 1.精神病理的・臨床的アプローチ

   精神病理(不適応)現象を人間の人格の極端なものとして
   理解する視点をもつ
   精神病理によって人格の本質的な部分が表出される
   という考え
   病理現象の中でより明確に観察される特徴的かつ
   典型的な人格像を記述し、それを手がかりに一般的な
   人間の人格を理解しようとするもの

  クレペリン(Kraepelin,E.)による精神障害の分類
   ⇒DSM(Diagnostic and Statistical Manual of Mental Disorders,APA・・・精神疾患の診断基準として国際的に使用されている)の基礎ともいえる
  現在DSMで人格障害として分類されている臨床像は
  極端な人格像とみることができる

  フロイト(Freud,S.)
   発達過程で人格が形成されるという考え方
   心的葛藤や防衛などが人格形成に影響するという視点
   ⇒現在の人格研究に大きな影響を与えている

  クレッチマー(Kretschmer,E.)=クレペリン+フロイト
   個人の資質と状況との相互作用から人間の適応の型として人格を考えた
   気質類型論はその後の人格研究に大きく影響
  *気質類型論については後日


 2.精神病理学的・臨床的アプローチの特徴と問題点

 長所
  ・現実の人間を一人ひとりとらえるために、
   個人の人格の全体像をとらえることができる
  ・人間と環境の現実世界における複雑な関係を
   全体的にとらえることができる
  ・実験室的研究における人工性を避けることができる
  ・個人の深層(無意識)レベルの研究がある程度可能

 投影法の作成と使用は、主としてこのアプローチが前提となっている

 
 短所

  ・非体系的で主観的な解釈に陥りやすい、客観性の保証が
   得られないことも多い、仮説検証ができない
    ⇒科学的アプローチとはいえない
           ↓
        精神力動論に顕著
     現象の一つの解釈としてはあり得るとしても
     実際にその解釈が妥当なのか、事実とは無関係
     であるのかを実証的に確認することはできない

  ・不適応のような一部の特殊な現象を手がかりに人格に
   ついて理論化を行うため、一般健常者の人格を説明する
   のに無理がある場合がある

以下、テキストより丸ごとゴロっと引用

【たしかに、異常な家庭環境によって特殊な人格形成が起こる可能性はある。しかし、それをもとに、すべての個人の人格傾向の原因として家庭環境のような経験的要因のみを重視することには問題がある。この点は、現代社会において、いわば無条件に常識化している人間に対する精神力動的解釈(すなわちフロイト的人間観)を見直す必要がある。

 ↑を丸ごとゴロっと引用したのは、ご推察の通り、物申したかったからでございます。

フロイト的人間観について物申すと、人格心理学まとめの続きはまた後ほど・・・手(パー)
posted by チャマ at 13:07| Comment(0) | TrackBack(0) | 放送大学 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]


この記事へのトラックバック
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。