2007年05月26日

だってそーゆー時代なんだもん3

これだけ個性だの人権だの多種多様だのと声高に叫ばれる世の中にあって、なぜか子ども達はそれと逆行するように、自分達の周りの人間に対してはその多様性を認めない。

我が家の長男1号あんチャンは、少年野球を卒業した後にテニス部に入った。
仮入部の際、彼は迷っていた。
テニスもやってみたいが野球も好きだ。。。

仮入部になってすぐ野球部に入った少年野球時代の仲間は、そんな1号あんチャンにこう言った。
「野球部に入らないと少年野球の監督に電話するぞ」

誰が何部に入ろうが勝手じゃないか。
そんなことまでおまえ達に干渉されたくないね。
大体なんでそこに少年野球の監督が出てくるんだって。

息子がじゃなくて、私がそう思った。

テニス部に入って、何年か前のテニス部OBのお母さんから、お下がりで一本シャフトのラケットを貰った。
1号あんチャンは喜んで学校に持っていったのだけれど、先輩から
「シャシャッテル」
と言われたのだそうだ。
「シャシャッテル」というのはその時初めて聞いたのだが、どうやら「生意気」というような意味合いで使われているらしい。
しゃしゃり出る、から来ているのだろうか?
野球部でも高いグローブやバット・スパイクを下級生が持っていくと、「シャシャッテル」と言われるのだそうだ。

誰がどんな道具を使おうが勝手じゃないか。

今という時代はそーゆー時代なのだ。





子どもの世界では、特にスポーツの世界では、オヤジがそのスポーツが上手かったり、威張っていたりすると、なぜかその子どもまで偉そうにする。
それは今も昔も変わらないことなんだろう。
ウチにはオヤジがいなかったから判らないし、男の兄弟もいないので判らないが、、、

「そーゆー時代2」でも書いたように、子どもってぇのは親の威を借るものなんだろう。
親同士の力関係というのは、少なからず子ども同士の力関係にも繋がっているように思う。

オラが少年野球チームの前々監督が言った「親の前だからこそその子どもを目一杯叱る」ということは(もちろん叱られるような要素があればの話だが)、子ども達に監督という存在は親の威なんぞ通用しないんだぞ、ということを知らしめることになるんだろう。
私にとってそれは、一見すると子ども達を服従させるために行なわれる儀式のように思えた。

でもそれで、子ども達がしっかりと監督・コーチの指導することを身につけることができるなら、それは保護者会長の妻としては願っても無いことなのだ。
野球の技術もだが、野球を通して監督・コーチが発している社会教育としてのメッセージをしっかりと受け止めてくれるのなら、四の五の言わずに歓迎する。

「服従」という言葉は少々強すぎるようにも思えるけど、ニュアンス的にそんなカンジなんだろうか?と思えた。
確かに服従、なのかもしれない。

でもそんな服従への儀式は、親の威から子どもを切り離す作業でもあるように思える。
「親がここに居ようと関係なのだ。なぜならば、お前と親は別の個体で別の人格で、まるっきりの別物なのだから。」と。

「意義あり!」の中に、人前で子どもを誉める母親、というのが出てくる。
人前で子どもを誉める母親もいれば、人前で亭主を誉める女房もいる。
古い人間だと言われればソノ通りなのだけれど、私は外でおとーさんや息子達を誉めない。というか、誉められない。
これでもバカ親の端くれで、ウチのおとーちゃんは世界一、ウチのボクチャン達も世界一、だと思っているのだが、外でそんなことは恥ずかしくて言えやしない。

ところが、実際に亭主や子どもを誉める母親というのが結構いるのだ。
新聞に書いてあったその通りに、「ウチの子は神経質で・・・」とか「ウチの主人は外では100点、家では120点です。」とかノタマイやがる。
そーゆー子どもに限って学校では平気で人をバカにしたりイジメたり、そーゆー亭主に限って「仕事で帰れない」とか言ってパチンコ三昧だったりする。
1号あんチャンの三者面談の時、担任の先生も新聞に書かれていたのと同様に「いったいこの人は誰の親だ?ってねぇ・・・正直疲れる・・・」と溢していた。

知らぬは母親ばかりなり、なのだ。

ま、我が家もご同様なんだろうとは思うけど、、、

自我の肥満児の栄養源は、親じゃないかしら?
自我の肥満児ってぇのは、「この私」ということなんだろう。
「個の私」と書いてもいいんじゃないだろうか。

あきらかに先生が間違ったのに「この私がウソを言ったって言うのexclamation&question そんなこと言うの許せないexclamation×2とヒステリーを起こしたのは次男坊2号選手の4年生の時の担任で、それは1号あんチャンが6年生の時の隣りのクラスでの出来事だった。
たまたまリアルタイムで廊下を歩いていた私は、そりゃアンタ、ビックリ仰天だったわよ。
先生の、それも教室での姿とは思えなかったですよぉ。

新聞に書いてある「この私」と、その先生がおっしゃった「この私」は、恐らく同じ「この私」だと思う。
良識も常識も、押し込めるものを何もかも取っ払った、「このオレ様」ってことなんだろう。

先生を「このオレ様」にしているのは、右を向けと言ったら右を向くのが当然だと思っている生徒の存在であるのだろうし、子ども達を「このオレ様」にしているのは、自分の「このオレ様」を許さない存在を蹴散らしてくれる親の存在なんじゃないだろうか。

だからこそ、そういう存在から分離する作業が必要なのかもしれない。

「このオレ様」で渡り切れるほど、世間は甘くない。
「このオレ様」などという存在を、世の中は認めてはくれない。

例え個性や人権や多種多様がどんなに声高に叫ばれ尊重されたとしても、「このオレ様」が認められる日なんぞは来る筈も無い。
一つの集団の中で全員が「このオレ様」になってしまったら、それはもう集団ではいられなくなってしまうだろうし、全員ではなくとも「このオレ様」の数が多くなった時、「このオレ様」を良識やら常識やらでコントロールしている人間はその集団から去っていくだろう。

「このオレ様」が集団の中で生き残る道は、その集団の中で必要不可欠な存在として君臨するしかないんだろうって思う。
「このオレ様」の親が持つ影響力がその集団に対して絶大であるならば、「このオレ様」そのままでも君臨できるんだろうと思う。
そんな幸せな「このオレ様」は、極稀にしか存在しないんだろうとも思う。
不幸なことに、大抵の「このオレ様」が借りている親の威は、年齢を重ねるごとに弱いものとなっていく。
にも関わらず、自我は相変わらずメタボ状態でいるのでは、これは本当に不幸としか言い様がない。

「このオレ様」先生は、学校という特殊な場所から離れた時に不幸が始まるんだろうと思う。
それともいつまでもいろいろな形で「先生」と呼ばれる立場で居続けようとするんだろうか?
例えば公民館の館長さんとかになったりして・・・

もうすっかり大人になっている筈の「このオレ様」先生は転任されていったことだし、別にどーでも良いのだが、これから先、不安定な年齢になっていくオラがチームの「このオレ様」達は、もうしばらくウチの2号選手と野球を一緒にやっていくんだろうということは、簡単に予想できる。
とは言え、おとーさんの保護者会長はあと半年もすれば終わる。
だとしたら、他のお宅のお子さんなんて別にどーでも良いのかなぁ、なんて思ってもみたりする。
余計なお節介なんだろうって思う。
いつまでも親の威を借りてれば?って思う。

ありのままの彼らの姿を認めることが正しいことなのだとしたら、別にトレーニングセンターで好き勝手しようが、監督・コーチの言うことが全く身に付かなかろうが、それでOKってことなんだもんね。
彼らがどれだけ野球が上手くなりたい、試合で勝ちたいと思っているところで、彼らの個性を尊重して教育なんていう押し付けはしないでおくのが宜しいんだろう。

だって、そーゆー時代なんだもん。

自我の肥満児である子ども達(意義あり!によるところの)が、自分の個性は強力に認めさせようとするのに他者の個性は全く受け入れられないというのは、まったくもって今の時代そのまんまの姿なんだろう。
彼らを変えようとすることは、時代を変えようとすることなのかもしれない。

そんな大それたこと、オラには出来ネェ。

メタボ自我の栄養源らしい親との分離も難しい。
時代に逆らって子ども達をタダのおばちゃんが教育しようとすることもまた難しい。
これは白旗を揚げるしか無いらしい。

でもやっぱり、なんか諦められないんだなぁ。。。
posted by チャマ at 01:43| Comment(0) | TrackBack(4) | いろいろ考える | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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