2007年05月25日

設問悪過ぎです。

中学生の時、音楽担当の先生がクラス全員に向かって尋ねた。
「ピアノでドがどこだか判らない人。」

手を挙げたのは、私タダ一人だった。




私は3歳の頃からピアノをやっていた。
とは言っても、3歳で始めたピアノは2〜3回でやめてしまった。
理由は私の体力が持たなかったかららしい。
土曜日、幼稚園から帰ってきて、昼食を食べてまた幼稚園へピアノを習いに通っていた。
ピアノの日は必ず、帰ってきてから夕食も食べずに寝てしまったのだそうだ。
初日などは翌日の日曜日の夜近くまで寝ていたらしい。
らしい、というか、私もその日のことは覚えている。
朝日だと思ったら夕日だったので自分でもビックリするやらおかしいやらだったことを覚えている。

通っていたのはピアノというよりも、「音楽教室」だったように思う。
ほんの2〜3回(もしかしたら1回だったのかも?)しか行かなかったけど、それでも「ドレミファソラシド」は、ちゃんと指を変えて弾くことができた。

小学校に入って、再びピアノを始めた。
中学校で「ピアノのド」の質問をされたとき、私はピアノはやめてしまっていた。
何しろ部活命黒ハートだったのだ。
ピアノだって決して上手かった訳でもない。
ただ、好きだった。

でも、「ド」の鍵盤の位置を忘れる筈はない。
忘れるもなにも、鍵盤の上には沢山の「ド」があることを知っている。
沢山あり過ぎて、先生の質問の答えは判らなかったんだ。
だって、ピアノのキーは、全て「ド」になれるんだからさるんるん

私は本当に判らなかった。
先生が一体何を聞いているのか判らなかった。

でも、先生は「クソ生意気なヤツ」というオーラを全開にして
「本当に判らないのか?」
と聞いてきた。
「余計なことを言ったら目をつけられるゾ」
と私の本能が警鐘を鳴らしたので、「ハイ」とだけ答えた。

ま、結局は後々まで睨まれることになったんだけどねぇ・・・

それ以後、音楽の成績が自分の手応えとは裏腹に、あまり芳しくない結果だっただけなので、別にどーってことはなかったけど、それでも大人になった今でも思うのは、「どーせ聞くならもっとちゃんと聞けよ」ということだ。


私はとっても頭が固い。
時として、人の質問の意図するところが判らないことがある。

つい最近も・・・
「黒に一番映える色って何色?」
とか
「ここら辺に雑貨屋ってある?」
とか

黒に映える色なんて、大抵の色は映えるだろうよ。
「大抵の色は映えるんじゃない」
「だ〜か〜ら、一番映える色を聞いてるのちっ(怒った顔)

「雑貨屋は・・・ないねぇ。文房具屋とか金物屋とか100円ショップとか・・・100円ショップの中に100円じゃないアジアンテイストなモノを売ってるスペースがあるけど・・・何買うの?」
「何買おうか迷ってるからとりあえず雑貨屋に行きたかったのちっ(怒った顔)
「だから、無いってばちっ(怒った顔)
「じゃぁ無いって言ってくれるだけで良かったのちっ(怒った顔)

同じ質問を別の人にすると、大抵の人は即答で答える。
「黒にはやっぱ黄色でしょ」
とか
「雑貨屋なんてないよ」
とか

でも、「赤やピンクやシルバーやゴールドだって映えるよね?」と聞くと
「ああ、そうだねぇexclamation 何に使うのかによって違うだろうし、どっちをバックにするかによっても違うよね。難しいなぁ・・・何色なんだろうねぇ?」
なんてことを言う。
なのに「黒には黄色が一番映える」と即答できてしまうのだ。

なぜ???

そして世の中では、そういう答えを出せない私は相手をイライラさせるらしい。

そりゃそうだ。
私だって多分逆の立場だったらイライラするんだろうって思うもん。

そして今日もまた、ソレは起こった。
お給料の話だから詳しくは書けないのだが、「今月の給料は前月よりも上がったか下がったか」というのが最初の質問だった。
お給料の算定方法などが何も変わっていない状態だったら、私にも即答できたのだが、今月から少々算定方法が変わった。
例え基本給が上がったとしても、引かれるモノが増えた分だけ手取りは下がる。
ただ単純に「上がったのか下がったのか」と聞かれても、いったい何を指してそう聞いているのか、私には判らないのだ。
私には「基本給がこれだけ。手取り金額がこれだけ。」という答えしか、答える方法は無い。
具体的な数字は他の社員の手前言いたくなかったので、上がったか下がったかだけを言った。

相手は手取りがどうだっただけを知りたいというので答えたのだが、それは先月には引かれていなかったものが引かれているのだから、下がっていて当然なのである。
それでも多少なりとも基本給を上げてくれていたので、思った程は下がっていなかったと付け加えた。

私には彼が欲しかった答えを提示することは出来ない。
だって、比較対照するモノは同じでも、その算出内容が違う以上、単純に上がったの下がったのと比べることなどは出来ない筈だからである。
でも、彼は単純に上がったのか下がったのかだけが知りたいのだと言う。

それは設問に無理がある、と私は中学校の時の「ド」と同じように思うのだが、質問している人間はそうは思っていない。

そこで押し問答になる。

「判る?って、てめぇ〜いったい誰に向かって言ってんだちっ(怒った顔)
なんていう、あまり教養があるとは思えない文言まで飛び出して、そこまでして出る筈のない答えを引き出そうとする彼に、私もキレるちっ(怒った顔)
「何度説明しても判らないみたいだからアンタに言ってんでしょうがぁ〜」

あ、ちなみにウチのおとーさんじゃないですよ、この相手って。

大抵の場合「誰に向かって口聞いてるんだ」と言うヤツに限って、本当に大したヤツじゃない。
大体が、大したヤツならこんな口を聞かれないもんなんだ。

結局私がウンザリして、具体的な数字を挙げた。

私がナゼ彼が望む答えを提示できなかったのか、私が何度も繰り返し言ったことがどういうことだったのかをやっと納得したようで、考え込むフリをして自分の理解力の無さを棚上げにしやがった。

「だから最初からそう言ってるジャンちっ(怒った顔)
とよっぽど言ってやりたかったが、蒸し返すのは大人気無いのでググっとガマンしてみた。

いったい何が悲しくてこんな薄給を公衆の面前で暴露しなくちゃならないんだろうか・・・もうやだ〜(悲しい顔)
自分では頭が良いと思っているバカ男相手にキレた自分が悪いのだから仕方が無い。大人気無かった自分を反省・・・ふらふら

でも、やっぱり怒る時は怒った方が身体にはいいかわいいと思った。

確かに彼はお勉強は出来るかもしれないし、努力家ではあるけれど、想像力という点では人より劣る。
彼の世界には彼しかいない。
人は皆、彼と同じ考えをしていると思っているらしい。
その一方で、彼が考えることは誰も敵わないとも思っているらしい。
要するに、彼が選択したり考えたことのみが正解であって、周りの誰よりも世の中の正解を知っているのだとでも思っているらしい。

そういうタイプの人間特有の「思い込み」が誰よりも強い。
自分の想定外の回答は、回答と見なさないのだ。
自分の設問が悪かったなどという考えは、彼には思い浮かばないのだ。
だからこそ、常に足りないのは相手のオツムであり、自分ではないのだ。
自分の思考能力が足りなかった事実が判明しても、おいそれとは認められないのだ。
そして思い込みが激しいからこそ、人の話なんぞはまともに聞きゃぁしねぇ。
狭いバカの壁に阻まれている上に人の話を聞かないから、いつまでたっても相手が何を言っているのかが理解できない。

・・・・・・・・

アレ、これって私みたいじゃん。。。。。。がく〜(落胆した顔)

最終的に押し問答になったのは、お互い様だったってことじゃないんだろうか?
お互いがお互いに対して
「オメェってヤツは、ホント判んねぇヤツだなぁ〜」
って思っていたんじゃないだろうか。

今回はたまたま私が間違ってなかったってだけなんだろう、きっと。

設問が悪い。
確かにピアノにしてもお給料にしても、私にとってその設問は答えの無いものだったけれど、「それでは答えが出せません」という私の説明もまた、悪いものだったんだろうと思う。
相手に判るように、相手のレベルに合わせて説明しなくてはならなかったのだ。

そーかそーか、そうだったのか。

そーゆー時代でしょ、と同じように、そーゆー相手でしょ、と思わなければいけなかったのか。。。

子ども相手ならまだ判るけど、相手はオッサンだよ。。。
はぁ、面倒くさいフリーダイヤル

大人になるってぇのは、面倒くさいことが出来るようになることなのかもしれないなぁ

今の職場に入って、なんだか日に日にオトコ嫌いになっていくような気がする。
だって、大人のオトコって子どもよりも面倒くさいんだもんふらふら
デッカイ子どもなんて言えば聞こえはいいけど、そんなのただのプライドバカじゃん、なんて思ってしまう私は女を捨ててるんだろうかもうやだ〜(悲しい顔)

昔は働いているオトコの人って、どんなダメなヤツでもカッコ良く見えたもんだがなぁ・・・
posted by チャマ at 21:43| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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