2005年05月18日

今更ながら『五体不満足』

全く以って今更だ・・・
身内を含めて、私の周りには結構な数のイワユル障碍者が居る。
障碍というものについて特に何も勉強なんぞしたことはないけれど、別段支障もなくお付き合いをしているので、「いつか読もう」と思って今まで来てしまった。
先日視覚障害を持つ叔父の家に遊びに行った時、たまたま見つけて借りて来たのだ。
全盲の叔父から書籍を借りるなんておかしな話なんだけど、最初の眼底出血から24年の歳月を経て、地獄のような24年を経て(今もまだ地獄のような日々なのだけれど)、彼が全盲になったのはここ数年のことだから、拡大鏡を片手にまだ本が読めていた頃に読んだ大量の書籍の中の数冊をたまに借りてくることがある。
今回借りてきたのが『五体不満足』という訳。

本の感想としては、「!」や「?」や「○」や「×」や、いろいろな感想を持った。
以前、車椅子を使っているとても美しい女性と何度か意見のやり取りをしたことがあったんだけど、この人も本に書いてあるようなことと同じようなことを言ってたなぁ〜。というよりも、実践してたよなぁ〜。この人は乙武さんとも面識があるって言ってたなぁ〜。
なんて、思い出した。

障碍というものに関して、私は時代の流れに逆行した意見を持っている。
バリアフリーとかユニバーサルデザインとかって言うけれど、共感はできる。
駅にエレベーターがあって良いとは思うけど・・・障碍は車椅子だけじゃないのになぁ・・・全ての障碍に同じことが言えますか?出来ますか?なんて思ってしまう。
全ての障碍について同じような理想の現実化が可能なのであれば、そして税金や、例えば運賃なんかがバカ高くなっても誰も文句を言わないのなら、どんどんやって欲しいと思うんだ。
とまぁ、障碍についてはあれこれいろいろと思うところはあるのだけれど、そこら辺りは時間のやりくりがもっと上手になってから、ということで、今回は本を読んでの
私の反省!

反省というより、私の痛恨の一球を「ああ、やっぱり・・・」と改めて反省し直した。

以下、本より抜粋

『障害児の親が過保護になる要因としては、「かわいい」という気持ちよりも、「かわいそう」という気持ちの方が強いように思う。親が子どものことを「かわいそう」と思ってしまえば、子どもはそのことを敏感に感じ取るだろう。そして、「自分は、やっぱりかわいそうな人間なんだ。障害者は、やっぱりかわいそうなんだ」と、後ろ向きの人生を歩みかねない。』

これは2号が登園拒否をした時から1年生の秋までの私にそっくり当てはまる。
登園拒否や不登校をしたことがかわいそうだったのではない。
担任から理不尽な扱いを受けたこと、自分の意見なんぞ何も待たない担任の愚直な僕のようなクラスメートしかいなかったこと、言い返すことすらまだ身に付けていなくてただただそんな環境に適応しよう順応しようとしていたこと・・・
それはそのまま自分の登校拒否の姿と重なったから、そして自分が母親にそうして欲しかったことを疑いもせずに我が子にやってしまった。
「かわいそう」
確かに、確実に、寸分違わず私は2号に対してそう思っていた。
その結果がどうだっただろうか。
全く乙武さんの書いている通りになっている。

現在2号は不登校だ。
先週チョロリと学校に行ってみたけれど、それが逆効果で今週は「中間教室はつまらない」と言って行っていない。さりとて学校にも行かない。かと言ってひきこもっているわけでもない。
一日中「つまらない、つまらない」と言いながら、教育TVで「理科4年生」なんていうのを見て「勉強したつもり」になろうとしている。
夕方、近所の子が帰ってくるころになると、外をウロウロしては遊び相手を探している。
彼が今の生活に満足しているのなら、せめて中間教室は学校よりも楽しいと言うのなら、そして胸を張って「自分から学校に行かないことを選びましたから、放っておいてください。」と言うのなら、私は何の文句も無い。
でも違うんだ。
彼の問題は不登校じゃない。
彼の問題は自ら選べないことであり、「こうありたい」という自分に自らの努力で近付こうとしないことなんだろう。
彼は見た目はひきこもりではない。
でも、心の中はひきこもりと同じなんじゃないだろうか?と思う。

その下地を敷いてしまったのは誰でもない、「かわいそう」などと思ってしまった、それも必要以上にそう思い、必要以上に行動し過ぎた私なんだ。
それを痛いほど判っているのに、どうしても湧き出てくる「かわいそう」という気持ち。
私という母親に子どもと同じ状況で登校拒否になったという過去がなかったら、2号はもっと楽しい人生を送れたのだろうか?少なくとも自分が「やりたい」と思うことをやりたいように出来る子どもになったのだろうか?

親の心子知らず、子の心親知らず。
心なんてものは、あまり知り過ぎると良くないですよ、ということなんだなぁ・・・なんて思う。
2号に関してのみ言えば、私は超過干渉で超過保護な親になってしまったなぁ・・・
こうなると手の引き時が難しいのですぅ!!!
いっそネグレクトになっちゃうかぁ?!
はぁ・・・五里霧中真っ只中です。
posted by チャマ at 22:36| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]


この記事へのトラックバック
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。