2007年01月06日

幼形成熟の典型例

今朝、子ども達と朝ご飯を食べていると、予備校生の兄が短大生の妹を殺害し、バラバラにした、という事件が報道された。

うわ!今朝のメニューはウィンナーと数の子と塩辛だぜ・・・がく〜(落胆した顔)
なんでよりにもよって内臓ばっかのこんな日に・・・もうやだ〜(悲しい顔)

ま、こんな始まりの一日だってあるさ・・・バッド(下向き矢印)





事件の詳細はこうだ。
親と同じ歯科医師になるための学校に入学すべく、21歳の次男坊は予備校に通っていた。
20歳の妹は短大生で、近所の人によると「今時のカッコいい子」だったそうだ。

兄妹が3年ぶりにした会話が
「私には夢があるけど、ユーくん(兄)ちゃんは勉強しないから夢も持てないネ」

そして激怒した予備校生の次男坊は短大生の妹殺害してしまった。

長男と母親は実家に帰省中。
普段から外泊をよくしていたらしい娘の姿が1日や2日見えなくても父親はなんとも思わず、
「友達からもらった観賞用の魚が死んだから、臭くても部屋を空けるな」
そう言い残し予備校の合宿に行ってしまった次男坊のいいつけをきっちり守り、妻子の後を追い帰省する。

妹が見つかったのは姿が見えなくなって4日後。
会えば必ず挨拶した礼儀正しい子は、4日も同居の家族に所在を知られなくともまったく不信に思われない生活をしていたらしい。
帰省先から帰宅した母親は、娘の所在不明を心配してではなく異臭によって変わり果てた娘を発見することになる。

自分がこのくらいの年齢だった時のことを考えると、確かに好き勝手なことをしていた記憶がある。
それでも4日も同居の家族にコンタクトが無いってのはないだろう・・・って思う。
昔と違って今は携帯電話ってモンがあるじゃないか。
せめて新年のあいさつくらい交わさないのだろうか???

会えば必ず挨拶をした礼儀正しい、さすが歯医者さんチの娘さんは、どうやら家族には新年のご挨拶すらしなかったらしい。

にしてもだ、いくら「魚が死んだ」という正当な、と思える理由があるにせよ、「臭くても部屋に入るな」とはおかしいとは思わないのだろうか?
魚が死んでいると判っているなら尚のこと、丁重に葬ってやれよ、なんてことは年長者として言わないんだろうか。
第一歯医者とはいえ医者のクセに不衛生だし、そんな臭いがすることが判っていてなぜそのまんま?

「魚が死んでるから臭くなる」
そりゃその通りだが、
「だから部屋に入るな」
そう言われて「ハイ判りました」と納得する人間が世の中にはいるんだなぁ・・・
「冗談じゃねぇゼ。臭くされてたまるかい!ちっ(怒った顔)
とは思わないんだなぁ・・・
私だったら「何おかしなこと言ってんだろう」って思うけどなぁ・・・

最近のニュースで気に入らないのは、殺人を犯した容疑者が
「大変なことをした」とか
「取り返しのつかないことをしてしまった」とか
「すまないと思っている」
などと言っているという報道だ。
もしこれが、これだけが容疑者が言っている全てだとしたら、なんとボキャブラリーが貧弱なんだろう、と思えてしまう。
気が動転しているが故に、こんな単純な語彙しか出てこないんだろうか?

このニュースを見ながら子ども達に言ったことがある。
「なんか、まるでアンタ達が小さい頃の兄弟ゲンカと同じだよね。
 1号に口で敵わない2号が1号を叩くのとまるで一緒ジャン。」

そうなんだ、まるで年少児のケンカと同じなんだ。

そして死体を切断してクローゼットに隠す。
父親に筋の通らない言い訳をして見つからないようにする。
まるで子どもがオネショを隠すのと同じだと思った。

ウチの会社にもいるけれど、どーしてすぐに判るようなウソで隠そうとするんだろうか?
他人をバカにしているのか、隠し通せるとでも本気で思っているのか、私には理解不能なんだけど・・・

貧困な語彙や、感情の表現方法を知らな過ぎることや、年少児のようなケンカの果ての暴力やオネショを隠すが如くの小手先のウソ。
前エントリで書いた本で危惧されていたそのままの事件ではないんだろうか。
まさに、幼形成熟とはこの次男坊のことではないんだろうか。

本のあとがきには、2005年4月の日付とともにこう書かれている。

『−略− けれど異変は進行している。知らないのは大人だけだ。ぼくはあと数年でこの事態がとりかえしのつかない亀裂を、この社会と人間関係におよぼすと、残念ながら確信せざるをえない。そのとき現在の教育改革論争など、ひどく牧歌的な絵空事にうつるはずである。』

日付からまだ2年も経っていない今日、すでに著者の確信は現実となっているのではないだろうか。
いや、もしかしたらもっと早い時期から、そうなっているのかもしれない。


改めてネット社会のニュースを見てみれば、容疑者の写真が載っている記事があった。
なんとまぁ、どことなく我が家の次男坊に似てるじゃないのさ・・・

思わず祈るような気持ちになってしまったダメな母親です。
どなたか私に言ってくださいませんか?
「親が子どもを信じなくて誰が信じるんですか!ちっ(怒った顔)」ってふらふら
posted by チャマ at 02:11| Comment(0) | TrackBack(0) | いろいろ考える | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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