2008年12月30日

派遣切り

100年に一度という大不況の波が押し寄せている現在の我が国であります。
そして、テレビでも新聞でも、「雇い止め」「派遣切り」の文字を見ない日はありません。

勤務していた会社の閉鎖に伴い、医療事務の試験をパスして病院に配属されてはみたものの、様々な理想と現実のギャップに満身創痍となり早々に退職し、10年振りに派遣社員に戻ってみた私ではありますが、なんとまぁ、半年もしないうちにご多聞に漏れず「派遣切り」の憂き目にあってしまいました。

試練は乗り越えられる者にしか訪れない、と申しますが、それにしてもあまりに試練続きで、まったくもってトホホ。。。でございます。


アメリカの金融破綻という大地震が、我が国に津波のような被害をもたらすだろうと予想することは容易でありました。
そして、そうなれば派遣なんぞは真っ先に切られるだろう、ということも同時に予想されました。

ってな訳で、私としてはこのところずっと、ハローワークなどの求人情報は毎日チェックしておった次第です。
どうせ切られることが決まっているのであれば、何ヶ月先でも宜しいので早めにご連絡頂きたいなぁ、と思っていたのですが・・・

退職するにしろ、契約解除をするにしろ、社会の常識として一ヶ月前通告はフツーでありますし、私の場合には契約書にその旨が記載されていますから、それを守らないと契約者双方に多少なりとも違約金を請求できる権利が発生するのですよね。

私への契約解除のご連絡は、なんとまぁ、つい先週の金曜日、それも夕方に派遣会社から連絡がありました。
確かに一ヶ月前通告ではありますが、週が開けてもハローワークなんてやってねぇっつうの。

いえいえ、こんなご時世ですから今年は年末も29日・30日はハローワークやってましたね。それほどの緊急事態が発生中なのだ、ということなのでしょう。
ずっと求人情報をチェックしていた私としては、すでに「いざとなったらココとココと。。。」というピックアップはしてあります。
取りあえず入れるかどうかは別としても、ハローワークから面接の可否を先方の人事担当者に聞いてもらったり、紹介状を貰ったりしなくてはなりませんよね。

真っ先に確認しなくてはならないのは、出されている求人がまだ有効かどうか、ということです。
実際のところ、募集していた人員が確保された後でもハローワークの求人を取り下げないということはよくありますから、既に埋まってしまっている求人を見て「結構求人あるんじゃん。」なんて思っていたりするのですよね。

確かにハローワークは年末もやってました。
でもね、先方の企業がすでに年末休暇に入っちゃってるんですよ。
全部とは言いませんけどね、サービス業でない大抵の企業は年末休業ですわ。
ハローワーク行ったところで、どーせーちゅうねん。ですよね。

仕方がないので、来年早々、会社遅刻してハローワーク行ってきます。
早々とは言っても、今年のカレンダーを見るとはやり5日ということになりますね。
5日は派遣先の会社でも社長の念頭ご挨拶があるんですが、誰がそんな契約解除した会社の「今後」について聞きたいですか?
好きなだけ勝手にやってて下さい。

私は自分の今後のために動きますんでぇ〜。

派遣契約が早期解除になっても、私としてはあまり凹んでいません。
そりゃ痛いですよ。
でもね、所詮は派遣なんですよ。
景気が悪くなって真っ先に切られるのが派遣なんです。
バイトやパートより先に、簡単に切れるからこその派遣なんです。

ところが、景気が怪しくなってきた初期段階で、私がそんなことを言っても同僚の派遣社員の方たちは話半分にしか受け止めていらっしゃらなかったんですよね。
というよりも、私は現場仕事の派遣ってぇのが無いころの時代の派遣社員ですから、現場でもう何年も派遣で同じ会社の同じ部署に居るという現状にかなり驚きました。
その状況に何の疑問も持たない当の派遣社員さん達にもかなり驚きました。
だって、2年3年はフツーで、5年とか、中には8年という人もいましたからねぇ・・・
恐らく正式な身分は派遣ではなく外注ということになるのかな?とも思いますが、ご本人は「派遣」という意識でいらっしゃいました。
でも、フツーに派遣って最長で3年が限度ですよね?
派遣法が昔とは変わっているので現在の法律ではどうなっているのかはよく知りませんが、8年もいるならせめてパートくらいにしなくちゃいけないんじゃないの?って思います。

そんな派遣業界の現状のせいでしょうか、みなさん自分が切られるという危機感があまり感じられないんですね。
派遣ですよ、派遣。

以前の派遣社員と言えば、欠員が埋まるまでの補充とか、大きなプロジェクトの間だけのお手伝いとか、思い切り短期契約で、それがフツーで、だからこそ時給もまぁまぁそこそこ良かった。

今回浦島太郎のような戻り方をしてみて、20年前から10年前くらいまで私がやってきた派遣とは、まったくもって派遣の様相が異なっています。
大体、「常用派遣」ってなによ?
意味わかんないし。。。

そして常用に派遣されている方たちは、すでに気分はパートか下手すれば正社員のような感覚に陥っているのでしょうね。
長年勤務している人ほど、「私は大丈夫」と思っているようにも思えます。

でもね、私が派遣されていた製造会社なんて、生産量が減れば当然社員も余ってくる訳です。
そしたら派遣を切ってそこに社員を転属させようと、私が社長ならそう考えます。
従業員のほとんどが派遣従業員であるなら、その心配もないのかもしれないですが、今の企業ってそんなもんなんでしょうかね?

派遣先の状況を見ていても、かなり経営状態は切迫しているみたいだなぁ、と思えます。
地元の企業に組立を発注していた基盤なども、ガンガン海外発注に切り替えています。

本来ならば長年発注していた企業の製品に対する信頼性を重要視すべきなんでしょうが、背に腹は代えられないとばかりに、信頼性を度外視して安価な海外製品を使わなければならない、そんな状況なんだろうと思います。

私が社長だったら、そんなことはしませんね。
だって、ナニが悲しくて海外企業にお金を払わなくちゃいけないんですか?
どうせお金を払うなら、国内の企業に払った方が、結局は巡り巡って自分の会社が潤うんじゃないんでしょうか?
そうやって企業という企業が御身大事で国内流通の輪をぶつ切りにしてしまってはいないんでしょうか?
こんな時だからこそ、みんながちょっとずつ辛抱して支え合わないかしらねぇ・・・なんて思います。
そうやって日本という国は経済大国になってきたのではないんでしょうかねぇ・・・昔のことは知りませんが・・・

なんだかとっても、企業にしても派遣にしても、あまりに目先のことばかりしか考えてなくて、これでいいのかしらねぇ・・・なんて思います。

取りあえず仕事しなくっちゃぁ〜、ってな調子で近所の派遣会社に飛び込んだ、目先のことしか考えなかった挙句に派遣切りの憂き目にあってしまった私が偉そうに言えることではありませんけどね〜わーい(嬉しい顔)あせあせ(飛び散る汗)ー(長音記号1)

こんな緊急事態にあっては、派遣会社にも仕事はないようです。
別の派遣会社で別の派遣先で派遣切りにあった人は、派遣会社から
「取りあえず雇用保険でなんとか繋いでくれ」
と言われたそうです。
そして私はと言えば、、、
雇用保険さえも適用外なんですよね。
派遣会社から派遣されて仕事をして半年ではありますが、最初の2ヶ月間は派遣先のバイト扱いとして派遣されました。
どんなカラクリがあったのかは判りませんが、同時期には他の派遣会社の派遣社員さん達も一斉に派遣先の臨時社員扱いになっていましたね。
派遣法の3年という期間を一旦切りたかったのか、ISO取得のためだったのか、何故かはわかりませんが、なんか理由があってそうしていたのでしょう。
私は雇用保険がもらえませんし、8年も勤めているという方だって万が一派遣切りの憂き目にあったとしたら、本来貰える筈だった日数分の雇用保険は貰えないかもしれませんね。

大量に常用派遣を使っているという段階で、信用の置けない会社であると見るべきだと、私は思います。

契約解除の連絡をもらって、これまた派遣社員ではありますが、一応グループ長である勤続5年の派遣社員さんにその旨をお知らせしました。

別に知らせる必要なんてないんでしょうけど、年が明ければ私は本格的に職探しを始めますので、不在になることが多くなることが予想されます。
他部署から補充人員が配属されればまだ良いのですが、そうでなければ部署内の誰かに代わって貰わないとなりません。
私が派遣される直前に会社のシステムが変わったのだそうで、その後も少々変更されたこともあって、以前に私の担当している仕事をやっていた方でも今のシステムの元では最初はチョット要領を得ないだろうと思います。
そんなこともあって、一応お知らせしました。

グループ長は、2月には前にこの部署を担当していた役職の社員さんが戻ってくる予定だから何とか戻れるように動くから、戻れるという確約は出来ないけど、もしそうなったら戻ってこないか、とおっしゃって下さいました。

私のような現場初心者で、ありとあらゆるミスを網羅したようなたかが派遣社員に、とても有難いお言葉でしたね。

ですが、私は例えまたお声が掛かったとしても、戻るつもりはありません。
今の仕事は嫌いではないですし、事務職とは違って現場の仕事はある意味気楽でもいられます。
でも、契約期間も守れないような企業ですよぉ。怖くていられませんって。
それに時給安いし・・・

だったら、慣れた事務職でパートで良いです。

こんなご時世に無謀かもしれませんが、どうせ職を失ったついでにしばらく正社員の座を目指します。
パートや派遣は、やっぱり最終手段、ですよね。

実家の母にはズバっと言われてしまいました。

「今度はちゃんと見極めて、なくならない会社を選びなさいねドコモポイント

わーい(嬉しい顔)あせあせ(飛び散る汗)あせあせ(飛び散る汗)あせあせ(飛び散る汗)あせあせ(飛び散る汗)

あははは、そうなのよね、全てはそこから始まっちゃってるのよね。

でもね、そのお陰で判ったことが本当に沢山あるのよ、お母さんるんるん
それらがこの先の何に繋がるの?と言われても、ナニに繋がるのかは判らないし、なぁ〜んにも繋がらないのかもしれない。
それでも一つ言えることは、今回判ったことのうちの一つが、私の中ではとても大きなモノであったこと。
もしまた、医療事務をしていた時と同じような状況に陥っても、もう私は壊れないでいられるだろう、ってこと。

年齢を重ねることで知らず知らずのうちに自分の中に脆弱な自尊心が生まれていたことに気付くことができたことは、とってもとっても痛くて苦しかったけど、気付くことができて良かったのです。
気付かないで過ごしてしまったら、この先いつか、なんだか訳の判らない不全感に苛まれていたことでしょう。

契約解除が自分を信じる力が復活した後で、ホント良かった・・・いい気分(温泉)
posted by チャマ at 23:14| Comment(1) | TrackBack(0) | おっ?! | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
とても魅力的な記事でした!!
また遊びに来ます!!
ありがとうございます。。
Posted by 履歴書の書き方 at 2012年05月23日 20:20
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